文字列を Base64 形式にエンコードしたり、Base64 文字列を元のテキストへデコードしたりできます。本記事では、仕組みや実例、制約・注意点まで網羅的に解説します。
目次
概要
Base64 ⇄ テキスト変換ツールは、英数字だけでなく日本語や記号を含むテキストを Base64 文字列に変換したり、Base64 形式を元のテキストに復元したりできるオンラインツールです。すべてブラウザ上で処理されるので、データはサーバーに送信されません。
使い方
- テキスト入力欄に変換したい文字列または Base64 形式の文字列を入力/貼り付け。
- 「エンコード」ボタンを押すと、入力テキストを Base64 に変換して出力欄に表示。
- 「デコード」ボタンを押すと、Base64 文字列が元のテキストに復元されます。
- 出力された文字列をコピーして他の場所で利用可能です。
仕組み・技術解説
通常、文字列を Base64 に変換する際は次のような処理を行います:
- UTF-8 エンコードされたバイト列を取得
- そのバイト列を 6 ビットずつ区切って値を取得
- それらの値を Base64 テーブル(A–Z, a–z, 0–9, +, /)にマッピング
- 余りビットにはパディング文字(=)を付加することがある
- デコード時は逆の処理を行い、元のバイト列を UTF-8 デコードしてテキスト化
JavaScript では btoa() / atob() が基本関数ですが、これらは ASCII 用の関数なので、Unicode(日本語等)対応するには補正処理を入れる必要があります。本ツールはその補正を行うロジックを備えています。
変換例
// 例:テキスト → Base64 → テキストに戻す
入力: こんにちは
エンコード: 44GT44KT44Gr44Gh44Gv
デコード: こんにちは
// 例:URL や記号を含む文字列
“ABC / テスト?”
→ QUFCIC8g44KS44Oq44Gv77ya
特徴・利点
- 双方向変換(テキスト ⇄ Base64)対応
- 日本語・記号に対応した補正ロジックを採用
- 変換結果をワンクリックでコピー可能
- 完全無料・登録不要
- クライアントサイド処理で安全性高い
- スマホ・PC 両方で使いやすい UI 設計
注意点・制限
- 非常に長い文字列では処理コストがかかる
- ASCII 専用関数
btoa()/atob()だけでは日本語が扱えない - パディングなし Base64 や改行入り Base64 を扱う際は例外処理が必要
- 機密性の高いテキストの入力は避ける(ローカル処理が望ましい)
よくある質問(FAQ)
Q. ASCII 文字しか扱えないの?
A. 通常の btoa() / atob() は ASCII 限定ですが、本ツールでは UTF-8 補正を行って日本語や記号にも対応しています。
Q. パディング(=)がない Base64 は扱える?
A. 多少の例外処理を行って処理可能ですが、必ずしもすべての形式が正しく復元できるとは限りません。
Q. 変換後の文字列を HTML や CSS に埋め込めますか?
A. はい、データ URI 向けに `
` のように埋め込む用途で使われることが多いです。
関連ツール・記事
まとめ
Base64 とテキスト変換は情報の埋め込みやデータの安全化に使われます。ただし、文字コードや形式の違いに注意しながら運用することが重要です。本サイトのツールを使って、試しに変換してみてください。


コメント