Base64(ベース64)とは、テキストとして扱えないデータを安全に文字列化するエンコード方式です。本記事では、Base64の基本・活用シーン・注意点を解説し、最後にブラウザ上で動作する変換ツールをご紹介します。
Base64とは?
バイナリデータ(画像やファイルなど)を、そのままでは扱えない環境で安全に送受信できるようにするための文字コード変換方式です。
変換のイメージ
- 通常:バイナリ(01001011…)
- Base64:
QmFzZTY0IGlzIGVuY29kaW5nLg==
よくある活用シーン
- メール添付:MIME形式で画像やPDFをテキスト化して送信
- Webフロントエンド:HTML/CSS内に画像を埋め込み(Data URI)
- API通信:JSONに画像データを載せるとき
- ファイル保存:テキストベースのDBにバイナリを格納
Base64のデメリット
- データサイズが約33%増える(圧縮用途には不向き)
- 読みやすさは低下(人間が直接読むのは困難)
- 長大データには不向き(巨大ファイルはファイル共有推奨)
サンプル変換
テキスト → Base64
入力: Hello World!
出力: SGVsbG8gV29ybGQh
Base64 → テキスト
入力: U29mdHdhcmUgRGV2ZWxvcGVycw==
出力: Software Developers
オンライン変換ツール(当サイト)
当サイトのBase64 ⇄ テキスト変換ツールは、入力したテキストをリアルタイムでBase64に変換、逆にBase64をテキストへ復号できます。
- ブラウザ上で動作(サーバー送信なし)
- UTF-8文字列に完全対応
- コピー・再変換がワンクリック
Base64の注意点
- 機密情報のエンコード用途はNG(暗号化ではない)
- サイズが増えるため、画像や動画には適さない
- 大容量データはファイル変換版の利用がおすすめ
まとめ
- Base64は「データを文字列化する」仕組みであって暗号化ではない
- メール・API・Webで広く利用されている
- 小さめのテキストや画像なら便利、大きなデータは不向き
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