APIとは何か?非エンジニア向けにやさしく解説|身近な例でわかる

APIって何のこと?

「API連携」「APIを叩く」「APIキーを取得する」──エンジニアとの会話や技術記事でよく出てくる「API」という言葉。非エンジニアの方にはなかなかイメージしにくい概念です。

API(Application Programming Interface)とは、異なるシステムやサービス同士が情報をやり取りするための「窓口」のことです。

難しく聞こえますが、実は日常生活にたとえると非常にシンプルな概念です。

レストランで例えるとわかりやすい

APIを理解するのに最もよく使われるたとえが「レストランの注文」です。

レストランでは:

  1. お客さん(あなた)が注文を「ウェイター」に伝える
  2. ウェイターがキッチンに注文を届ける
  3. キッチンが料理を作ってウェイターに渡す
  4. ウェイターがお客さんに料理を運ぶ

このとき「ウェイター」の役割をするのがAPIです。お客さん(アプリ)はキッチン(サーバー)の内部をまったく知らなくても、ウェイター(API)を通じて料理(データ)を受け取れます。

実際のAPIの使われ方

天気予報アプリ

スマホの天気アプリは、気象サービスのAPIを使って天気データを取得しています。アプリ自体は天気データを持っておらず、「今日の東京の天気を教えて」とAPIに問い合わせて、受け取ったデータを表示しています。

地図の埋め込み

WebサイトにGoogleマップが表示されているのをよく見ます。これはGoogle Maps APIを使って、自分のサイトにGoogleの地図を埋め込んでいます。

SNSでのログイン

「Googleアカウントでログイン」「LINEでログイン」といったボタン。これはGoogleやLINEのAPIを使って、アカウント情報を連携しています。パスワードを新たに作らなくても既存のアカウントでログインできるのはAPIのおかげです。

決済システム

ECサイトでクレジットカード決済ができるのも、Stripe(ストライプ)などの決済サービスのAPIを使っているためです。サイト運営者が自分で決済システムをゼロから作る必要がなくなります。

APIのメリット

開発の手間が大幅に減る

天気データや地図、決済など、すでに作られた機能をAPIで呼び出すだけで使えます。自分でゼロから作る必要がなく、開発の時間とコストを大幅に削減できます。

専門知識がなくても高度な機能が使える

AIの機能(文章生成・画像認識など)もAPIで提供されているものが多くあります。AIの専門知識がなくても、APIを呼び出すだけで高度な機能を自分のアプリに組み込めます。

APIキーとは何か?

APIを使うためには「APIキー」と呼ばれる認証用の文字列が必要なことがあります。APIキーは「入場パス」のようなもので、誰がAPIを使っているかを識別するために使われます。

APIキーは他人に知られると悪用される可能性があるため、パスワードと同様に厳重に管理する必要があります。

よくある質問

Q. APIは無料で使える?

A. 無料で使えるものと有料のものがあります。多くのAPIは一定の利用量まで無料で、それを超えると料金が発生する「従量課金」の形式を取っています。

Q. 非エンジニアでもAPIを使う場面はある?

A. はい、あります。ZapierやMakeなどのツールを使うと、プログラミングなしでAPIを使った自動化が実現できます。たとえば「フォームに回答があったらSlackに通知する」といった連携が可能です。

まとめ

・APIは異なるシステム同士が情報をやり取りするための窓口
・レストランのウェイターのような役割
・天気予報・地図・ログイン・決済など身近なサービスで使われている
・APIキーはパスワードと同様に厳重に管理する

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